Raspberry Pi でインストール済みの広告ブロックサービスの Pi-hole の替わりに Adguard Home にする方法をここに記す。
背景
自宅で Raspberry Pi に Pi-hole をインストールして広告ブロックを行っていたが、使っているうちにいくつか不満点が出てきた。
- 操作画面が使いにくい
- サービスごとのブロックは自力でリストを探さなければならない
- セーフサーチやポルノブロックもリストで制御しなければならない
- クライアントデバイスごとに設定する手順が面倒
また、子供の端末のネットワーク接続時間帯も制御したいという要件も出てきたため、Adguard Home に切り替える決断に至った。
前提条件
- RaspberryPi の初期セットアップ
概念
今回は単純に Pi-hole をアンインストールして、Adguard Home をインストールだけだ。
手順
Pi-hole のアンインストール
以下のコマンドで Pi-hole をアンインストールする。依存関係の削除を尋ねられる際に lighttpd
とphp7.4-common
を選択する。
pihole uninstall
sudo apt autoremove -y
Adguard Home のインストール
公式サイトの手順に従い Adguard Home インストールする。
curl -s -S -L https://raw.githubusercontent.com/AdguardTeam/AdGuardHome/master/scripts/install.sh | sh -s -- -v
Pi-VPN の DNS の設定
私の環境は Pi-VPN で Pi-hole を DNS 設定しているため、以下のコマンドで Pi-VPN の DNS を Adguard Home にする。
hostname -I
sudo nano /etc/wireguard/wg0.conf
[Interface]
の Address =
の IP が hostname -I
の表示された値にする。既に同じ値なら、何も変更しなくて良い。
まとめ
Pi-hole を使って特に不都合がなければ、特段 Adguard Home に替える必要はない。しかし、細かい制御を求める場合は Adguard Home のほうに軍配が上がる。最初から私の選定ミスであることは否定できず、反省している。